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いちばん便り

2025年8月16日

肝炎 肝硬変 腹水 漢方でどう考える?_

 

1)ウイルス性肝炎(B型は進行が早く、C型は進行遅いが癌化する)

症状:倦怠感、食欲不振、手が赤い(病邪の分け:湿と熱のウエイトを考慮)⇒※初期の漢方薬で湿>熱で病因が湿のウエイトが高い場合、参苓白朮散と猪苓湯が中心!六君子湯など温める薬は肝炎を進行させて悪化する恐れがある。熱>湿の・・熱症状の多い病邪ウエイトの人(手のひらが熱く赤い手掌紅斑でB型肝炎などに多い)は進行⇒肝硬変までが早いので要注意⇒清熱できるオウゴン配合の小柴胡湯(猪苓湯と合方)や加味逍遥散(猪苓湯と合方)などを用いる。※病邪の湿と熱のウエイトは主に舌診で問診も考慮。

肝炎が進行すると、湿熱の熱により陰が傷つけられ陰虚に(陰虚と陽亢のウエイトを考慮)

※こ状況時は寝汗をかきやすく、湿の粘性(しつこく除きにくい)なので諸症状は取れにくい

更に肝炎が進行すると陰も陽も傷つき、陰陽両虚となる(症状にクモ状血管腫、吐血や出血が現われることも)

※陰虚陽亢のため、虚熱で血熱が妄行すると血液の循環異常が起こり、胸部にクモ状血管腫が起こることがある→生薬は田七

もっと進行(末期)すると陽虚のみとなり、水・血が身体内で動かせずお腹に水がたまる(主に脾腎陽虚)

※腹水は陽虚ではあるが、補陽薬のみ服用すると・・身体を温めすぎて(肝炎の病因がもともと炎症にあり)マズイことに。

この炎症熱は最後まで除けないため、黄疸になる…腹水時の方剤は温めすぎないようインチンコウやチョレイを加味。

1)附子と生姜、甘草に猪苓湯()

2)真武湯と茯苓+人参湯に1半量の蔯蒿湯

 

2)肝炎の分け(急性・慢性)

①急性期

・湿>熱の場合、湿が絡むので舌苔は黄白~白色(苔あれば急性期)→湿熱を除けばOK

※舌苔が黄白~白色→茵蔯五苓散

・湿<熱の場合、湿に熱強く絡むので舌苔は黄膩(苔あれば急性期)→湿熱を除けばOK

※舌苔が黄膩苔→茵蔯蒿湯合猪苓湯

 

②慢性期

舌の中心部の苔が剥れていれば傷陰の証(陰虚内熱の状態)

※湿>熱の場合…参苓白朮散+田七(クモ状血管腫の対策)

※湿<熱の場合…六味丸類(杞菊地黄丸)+田七(クモ状血管腫の対策)

 

③進行後:進行すると陰損及陽となり、陰陽両虚の状態(漢方薬は陰陽双補薬)

 

④更に進行して末期(湿熱をもつ陽虚の状態)

陽虚で水・血が動かず腹水(脾腎陽虚)で、漢方薬はや腎炎時の腹水に用いる実脾飲(附子、乾姜など)に、化熱しないよう茵蔯蒿

を少量加えるが、代用薬としては四逆湯に人参湯と1/2茵蔯蒿湯を一緒に服用。

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