2025年8月19日
月経異常 生理不順 漢方でどう考える?
「傅青主女科」という教科書(傅青主という人が書いた本で鄭欽安と同じくらい時代を生きた)があります。
・月経後期:月経周期が遅い人・・概ね月経周期が35日を超えて遅れる人
基本的には…補血・温経(生殖器を温める)・血液の滞りを除く方剤:当帰四逆加呉茱萸生姜遊と芎帰調血飲を一緒に用います。
1)本来、月経血は温かさを受けて流れ、冷えると停滞すると考えられおり、冷水で身体が冷えると気の流れは停滞し、ともに流れる血も滞り生理は遅れる。※現代生活の身体が冷える原因は①アイスクリーム②冷たい飲み物の摂り過ぎ③痛み止めの常用などです。もし月経周期が36日以上遅れる人は身体を温める必要がある。温める方法は「温経散寒」で、温める場所はもちろん中・下焦(下腹部)を温める生薬を用いることになります。当店では呉茱萸配合をよく用いています。
2)久しく慢性病を患って(体が虚している状態の人)月経が遅れる人
身体が気血両虚の状態と考え、方剤は久病体虚の薬として景岳全書にある大営煎(当帰・熟地黄・枸杞・杜中・牛膝・肉桂で大半が
温める生薬で構成)が一番良いとされるが、煎じ薬しか無いため・・代用薬として人参湯合温経湯などを用いています。
3)メンタル:精神的ストレスで気鬱のために月経が遅れる人
肝失疏泄(自律神経系の失調のようなもの)で、気血がスムーズに動かず鬱滞して月経生じにくくなっている。。治法は理気疏肝で、柴胡疏肝散に香附子を一緒(舌診で舌色が紫暗色であれば桂枝茯苓丸も加味した方が良い)に用います。
※月経後期の原因と治法及び方剤は以上であると傅青主は言っている。ただ、火神派の鄭欽安は傅
青主のように①経絡②中焦③肝鬱の分けには触れていない。選ぶ方剤に大した違いはないが…
・月経先期:月経が早い人(月経周期が早くて15日~21日)
今ある教科書では大半が「気虚」が原因と言われている。崩漏(子宮内膜を維持する身体の力に欠けて漏らしている)の傾向もあり。基本的には帰脾湯に炮姜甘草湯を同服することを選択したいます。ただ、辛い物(アルコール度数の高い酒やトウガラシなど)を過飲食して出血している場合は、黄連解毒湯と四物湯の入った温清飲などを用います。
1)血熱で出血傾向の人は生まれつきに陽が盛んな人(身体の熱量が高い)で、辛熱な飲食(アルコールやトウガラシなど)の摂り過ぎにより血熱を生じた。こういう人は経量が多く月経周期が早くなり(虚熱であれば経量は少なくなるが)、経色が濃く、経質は粘い。方剤は清熱涼血で、方剤は温清飲と傅青主はいう。また精神的に怒り・イライラの性格でストレス負荷多い場合も血熱妄行で出血傾向→月経が早く成人があり、当店では自律神経を鎮め涼血のボタンピ配合の加味逍遙散にバンランコンを用いることがあります。
2)気虚の脾不統血で出血について
月経周期が早くて月経量もわりと多く、経色が淡く、経質が希薄、さらに問診すれば食欲不振で軟便ぎみであれば→現代人に圧倒的に多い素体虚弱「身体のエネルギー不足で子宮内膜が維持できずに剥がれ漏らし出血」の人で→方剤は補気摂血(固摂)の帰脾湯に止血の炮姜甘草湯を同服を選択しています。
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