2025年8月28日
頭痛 漢方でどう考える?
〇頭痛の代表方剤は「川芎茶調散
例)後頭部痛:太陽経(太陽経に入る生薬:「川芎茶調散に荊芥・防風が入る)
前頭部痛:陽明経(陽明経に入る生薬:「川芎茶調散に薄荷・白芷が入る)
側頭部痛:少陽経(少陽経に入る生薬:「川芎茶調散に香附子・川芎が入る)
◆慢性頭痛の良薬である川芎茶調散がもし聞きにくい場合は、活血化瘀で著効が多かったと東洋医学会発表例あり→冠心逐瘀丹
〇お腹に冷え(冷たいものの摂り過ぎ・鎮痛剤の飲みすぎ)で陰濁不降・清陽不昇で頭痛が起こる。この代表薬は呉茱萸湯
〇カゼの頭痛(寒さのカゼ)・・悪寒・発熱・頭痛の場合は、辛温解表の葛根湯や川芎茶調散などで頭痛とれる。
カゼの頭痛(熱証のカゼ)・・熱感やほてり・発熱・咽痛の場合は、辛涼解表の銀翹散と白虎加人参湯を同服。
〇高血圧の頭痛
火証によるもの:肝胆経を伝わって火が上昇「風火上擾」…火が生じ風が生じて上を乱した状態で、陰虚陽亢状態を鎮める方剤:天麻鈎藤飲、
鎮肝熄風湯(服用の目安は内風が無くなるまで服用期間は約2ケ月)
※間違いなく陰虚陽亢の場合であれば上記方剤飲むと頭痛、血圧、めまいも改善する
〇腎陽虚で水滞の頭痛(高齢者で頻尿、むくみがある。)
腎の蒸騰気化不足(腎陽虚の人)による水滞の場合は真武湯と苓桂朮甘湯を同服。
〇頭痛の他に口苦、咽乾(のどの乾き)、めまい、側頭部痛 、耳鳴り、聞こえにくい、はき気、食欲不振 、胸脇苦満 (身体のサイド:脇下の
張りや鈍痛)、発熱と寒気を繰り返す場合は少陽腑証と考え、代表薬は小柴胡湯
〇精神的ストレス負荷で気の鬱滞の頭痛は柴胡・芍薬の入る四逆散類(例:柴胡加竜骨牡蠣湯に芍薬・香附子・天麻・石決明を同服。
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