山口県宇部市で信頼できる漢方薬局をお探しなら壱番薬局へ 様々なお悩み改善のお手伝いをいたします。


山口県宇部市の漢方薬局です。アトピー、不妊など様々なお悩みを漢方で改善いたします。
山口県宇部市昭和町4丁目9-4 営業時間:9~19時(土曜日のみ14時まで)

いちばん便り

2025年8月28日

頭痛 漢方でどう考える?

〇頭痛の代表方剤は「川芎茶調散

例)後頭部痛:太陽経(太陽経に入る生薬:「川芎茶調散に荊芥・防風が入る)

前頭部痛:陽明経(陽明経に入る生薬:「川芎茶調散に薄荷・白芷が入る)

側頭部痛:少陽経(少陽経に入る生薬:「川芎茶調散に香附子・川芎が入る)

◆慢性頭痛の良薬である川芎茶調散がもし聞きにくい場合は、活血化瘀で著効が多かったと東洋医学会発表例あり→冠心逐瘀丹

 

〇お腹に冷え(冷たいものの摂り過ぎ・鎮痛剤の飲みすぎ)で陰濁不降・清陽不昇で頭痛が起こる。この代表薬は呉茱萸湯

 

〇カゼの頭痛(寒さのカゼ)・・悪寒・発熱・頭痛の場合は、辛温解表の葛根湯や川芎茶調散などで頭痛とれる。

カゼの頭痛(熱証のカゼ)・・熱感やほてり・発熱・咽痛の場合は、辛涼解表の銀翹散と白虎加人参湯を同服。

 

〇高血圧の頭痛

火証によるもの:肝胆経を伝わって火が上昇「風火上擾」…火が生じ風が生じて上を乱した状態で、陰虚陽亢状態を鎮める方剤:天麻鈎藤飲、

鎮肝熄風湯(服用の目安は内風が無くなるまで服用期間は約2ケ月)

※間違いなく陰虚陽亢の場合であれば上記方剤飲むと頭痛、血圧、めまいも改善する

 

〇腎陽虚で水滞の頭痛(高齢者で頻尿、むくみがある。)

腎の蒸騰気化不足(腎陽虚の人)による水滞の場合は真武湯と苓桂朮甘湯を同服。

 

〇頭痛の他に口苦、咽乾(のどの乾き)、めまい、側頭部痛 、耳鳴り、聞こえにくい、はき気、食欲不振 、胸脇苦満 (身体のサイド:脇下の

張りや鈍痛)、発熱と寒気を繰り返す場合は少陽腑証と考え、代表薬は小柴胡湯

 

〇精神的ストレス負荷で気の鬱滞の頭痛は柴胡・芍薬の入る四逆散類(例:柴胡加竜骨牡蠣湯に芍薬・香附子・天麻・石決明を同服。

 

 

 

 

 

ご相談の多い病気

ご来店予約はお電話かメールフォームから受付中です。

0836-32-9152
    

ちょっと聞いてみたい
身体のこと、病気のこと、
漢方のこと、お薬のこと…
お気軽にご予約ください。

お電話はこちら
メールでのお問い合わせはこちら