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いちばん便り

2025年9月2日

アレルギー性鼻炎 慢性鼻炎 鼻炎を漢方でどう考える?

<鼻炎の基本的な考え方>

治りにくい慢性鼻炎(例年のように患うアレルギー性鼻炎)と関わりの大きい衛気(身体の防衛力・治癒力)を盛り上げは腎陽を盛り上げることが基本!(重要)→中医学では腎陽(生命力・防衛力)を盛り上げることが根治。鼻水が出る(上から水が出る)…水(陰)と熱量(陽)が調和していたら鼻水は出ない→上焦の陽気不足で、水のコントロールが出来ていない(上焦の陽気の源は下焦:腎の陽気)→方剤は桂枝湯類+麻黄附子細辛湯

 

1)アレルギー性鼻炎=季節性鼻炎:の人は根本に陽気不足(脾腎陽虚・・身体のエネルギー不足)がある。

水飲を抱えている人で、普通の人では感作しない風の邪を衛気不足の体質のため、邪の侵入をゆるし(風は必ず上を犯す)→肺の宣散(上や下へ散布…粛降は下に降ろす)に影響して、本来の水の散布が出来ず新飲となり鼻水が出る→小青竜湯(虚の多い場合は麻黄附子細辛湯合方、冷飲過多の人は乾姜や縮砂合わす ※季節性鼻炎になる人は虚がある!虚の多い人に麻黄・桂枝で発汗により邪を去る薬は虚を重くして通年性に!季節性鼻炎の特効薬は小青竜湯去麻黄加黄耆だが、麻黄を抜くことはできないので、小青竜湯合麻黄附子細辛湯加黄耆とする。 また、鼻づまりが強い場合は熱飲阻肺(弱熱症状と飲症状)と考えて小青竜湯合に茵陳蒿湯 (鼻が真っ赤の場合はセッコウを加味)を一緒に服用。

※小青竜湯が無効の鼻炎

この場合は先天真陽の気が上焦(身体の上部)に不足しているため、上焦にある津液を統摂できないための症状と考える。治法は先天の

陽気を大いに補えば、12正経を通じて上の方の陽気(上焦の陽気:心肺の陽気)は自ずから充足し、上焦の津液が外越(もれる)こと

はなくなる。方剤は四逆湯に多めの生姜と桂枝を一緒に服用すると良い。

2)通年性鼻炎:季節を問わず1年中の鼻炎・・陽気不足(身体のエネルギー不足)の激しい人

陽気不足の体質で飲食の代謝悪く(生化不足で湿濁生む)、体に吸収しない伏飲を持っている人が、軽微な外因(風)に影響して鼻水が出る。通年性の方剤の主薬は衛気を補うもので、副薬が伏飲除く(体に伏飲:陰邪あると更に陽気不足が加速する)もので構成する。・伏飲除く方剤:苓桂朮甘湯,苓甘姜味辛夏仁湯 ※苓甘姜味辛夏仁湯と小建中湯加桂枝とすると「姜桂湯」類似になり鼻水止める効果上がる。

 

3)中年~高齢者の通年性鼻炎の代表薬は、真武湯と苓甘姜味辛夏仁湯の同服で桂枝を多めと加工附子を加えると効果が大きい。

 

4)心臓(心肺機能)が弱いと上焦に水が溢れて鼻水、めまい、ドプ気が起きやすい。苓桂朮甘湯に桂枝加竜骨牡蠣湯と加工附子を一緒に服用

 

5)鼻炎の体質改善(鼻炎症状が緩解している時に)・・陰陽双補の桂枝湯類に黄耆が加わった黄耆件中湯

 

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