2025年9月6日
便秘 漢方でどう考える?
黄帝内経では、便秘を「後不利」「大腸難」と称し、脾が寒湿の侵襲を受けたものと考えていました。張仲景は便秘を「脾薬」「閉」「陰結」「陽結」と称し、寒・熱・気滞の病邪」と関係があると考えています。 朱丹渓は便秘は血少によるものとして、攻下による治療ばかりにならないように指摘しています。
〈弁証論治〉
- 胃腸実熱(熱により便が乾燥して硬くなり出にくくなった便秘)
〇陽明腑実証の便秘で、裏実熱のことで原因は3つあり
・寒気で寒邪が(身体のもともとの熱量が鬱滞)化熱して陽明の腑に伝入したもので熱邪が陽明の胃に侵入して津液を
消耗(大腸の乾燥)
・高い発熱で熱邪が気分に伝入して腸胃で結したもので熱邪が陽明の胃に侵入して津液を消耗(大腸の乾燥)
・辛いものを過食して腸胃に熱が積集したもので熱邪が陽明の胃に侵入して津液を消耗(大腸の乾燥)
※辛辣なものの過食は、津液が消耗するのは同一(温病・傷寒化熱で高熱)だが、他の熱病に比べて進行はゆっくり。
治法:開塞通閉、攻堅泄実
方剤:大承気湯、小承気湯、防風通聖散、調胃承気湯、(頻尿ある場合は麻子仁丸)
- 肝脾気滞(①ストレス、ゆううつ感 ②座ったままが多い人)
〇「気秘」のうち気滞の便秘(実証)
・内傷七情(ストレス、イライラ、ゆううつ、考えすぎ)による臓腑機能の停滞の人」
・座ったままの状態が長時間ある人や日頃よりあまり動かない生活している人
上記の人は臓腑機能の失調等により、胃気上逆や肺気の宣散粛降失調など起こして気の昇降が乱れて大腸の気滞が起こり、
食べ物の残渣などが停滞して便秘が起こる。
症状:胸脇部の脹り・乳房の脹りで苦しく、嘔吐や咳嗽、舌苔白膩、脈沈弦
治法:順気通滞、降気通便
方剤:大柴胡湯合半夏厚朴湯または逍遥散合香蘇散など
- 脾肺気虚(胃腸の機能不足で飲食物の運搬が弱い・・排便力の不足)
〇気秘のうち気虚(胃腸の機能不足)の便秘→気虚のため大腸は食べ物の残渣などを運ぶ力(蠕動運動)が弱くなって便秘
になる
症状:数日間の便秘、力んでも出ずに汗が出て息切れする、排便後の疲労感・倦怠感・ものを言う事がおっくうになる、声に
力なく小さい。
治法:補益脾肺、順調
方剤:黄耆建中湯(または補中益気湯)と少量の大黄甘草湯を一緒に服用
- 脾腎陽虚(虚弱な老人で冷え性にみられる便秘)
〇腎陽虚(身体のエネルギー・機能不足)で大腸の動きが弱くなり便秘に。※腎陽虚で蒸騰気化不足のため水の再吸収・再利
用できずに頻尿となり津液不足したことも要因になる。
症状:冷え性で寒がり温暖を好む。頻尿、夜間頻尿
頻尿、舌質淡白、脈沈遅
治法:補益脾腎、温通寒凝
方剤:桂枝加芍薬湯と附子理中湯と少しの大黄甘草湯を一緒に服用。
- 血虚陰虚(血の不足で消化器内を滋潤できずに便秘)
〇出産・老化・胃熱などにより津液が消耗して消化管内を滋潤できないため便秘に。
症状:産後・高齢者が便秘を起こした場合で、硬くて排便が困難・・出ても便はコロコロした兎糞状。よく喉が渇く。
治法:補血滋陰
方剤:芎帰調血飲と少量の腸胃承気湯を一緒に服用。
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