2026年8月23日
漢方ダイエット ダイエット漢方の選び方について 山口県宇部市の漢方の壱番薬局です。
ダイエット漢方といえば。・・ネットや企業の宣伝で商品名はメーカーによりそれぞれですが、もともとの正式なの漢方薬名は「防風通聖散」「大柴胡湯」「防己黄耆湯」などであります。
ただ、これらの漢方薬の作られた経緯も知っておかなければ・・自分自身に本当に合った処方なのかを確認することができないことも事実です。そこで、
1)防風通聖散・・中国の贅沢な金元時代(飽食の時代で高カロリーま食事を好んでしていた時代)に、風寒感冒(カゼ症状)が流行を始めた時の高熱状況に用いた方剤です。体表部は冷えているのに、ソウリ(発汗で冷えや鬱熱を出す機能)が身体にこもった湿熱(過剰な脂肪や飲酒の熱量など・・肥満)により、うまくカゼの邪を出したり排熱できなくなったときに用いたのが「防風通聖散」になります。身体内の余分な湿熱邪を除くため、身体を苦く冷やすダイオウを用いて排出(下剤)が配合され、また体外に邪を除く生薬も配合された(すごくたくさんの生薬で構成)ものになります。・・現代でいえば、暴飲暴食タイプの熱証に合うタイプとなります。もともとの素体が冷え性で胃腸虚弱(防風通聖散は身体の熱量:基礎代謝を上げるものではありません)で、あまり食さないのに肥満傾向である人には向きません。適正な選択をお願いしたいです。
2)大柴胡湯・・市販薬の種類は・・急にダイエットの漢方」として市販された「防風通聖散」よりは少ない漢方薬です。効能に肥満気味で・・とありますが、病因が主に肝失疏泄「主に精神的なストレスや女性では生理・出産の影響で身体の代謝や排せつが失調」したために用いられますが、この大柴胡湯も人を選び、すべての人に適した方剤とは言えません。下剤効果のあるダイオウの配合のため、冷え性で胃腸強弱な人には控えるべきものになります。
3)防己黄耆湯・・よく「水太りのひとに」とある方剤になります。ただ、なぜ?水が停滞しやすいのか??という問題解決には・・力不足の生薬構成と思えます。身体のたまった水(また、たまりやすい水)を代謝≒のぞくには身体本来の機能(熱量)が重要になってきます。水の代謝には主に脾(胃腸の熱量と機能力)と腎の胃腸の熱量と機能力を上げることが大事(むくみ・浮腫含め)です。本来、中医学での防己黄耆湯の主な用途は「風湿」による痛み(神経痛や関節痛)に他剤と合わせて使うことの方が多いです。
※肥満対策には、テレビコマーシャルでも言われていますが、身体を基礎代謝と熱量と機能の向上が大事です。下剤や利尿に頼らない「建脾化湿・理中補陽」をまず第一選択(先天虚弱・ストレスや暴飲暴食を除く)と当局では考え、ダイエット相談に応じています。
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